Macの空き容量を増やすために行った8つの整理整頓テクニック

年度末前でいろいろ忙しくなる前に、時間を取ってMacの整理を行いました。なんかいろいろばたばたしていてブログを書くのも久しぶりです。いつもMacの残り容量が40ー60GBで、しばらくほっとくと20GBを切ったりしているので、それは困るなと思って、整理整頓をしました。

  1. finderの残容量とDisk Utilityの残容量が違うのは気持ち悪いけど気にしなくて大丈夫

  2. ことの発端はこの現象、スクリーンショットは取ってないのですが、finderでは残り容量が60GBとか出ているのに、Disk Utilityでは、残り20GBとか出ていて、何かおかしいのかなと思って、Diskアクセス権の修復やDiskの修復を行ってみたけど、変化無し。いろいろ削除した後に、finderで150GB開いていると言うから60GBのファイルをコピーしようとしたら、空き容量が足りなくてコピー出来ず、Disk Utilityで見て見たら、こちらでは50GBしか開いていない症状が出て、これは再インストールするしかないかと思ったけど、ググってみたらこんな記事が。
    Disk Utility & Finder reporting very different Free Space – MacRumors Forums
    つまり、Time Machine ローカルスナップショットが取られるようになり、そのサイズはOSXがうまく調整するはずなので、Finderでは使用可能な領域として表示される。とのこと。

    Time Machine のローカルスナップショットについて
    スナップショットによってディスク容量が占有されますか?

    Time Machine は起動ディスクに十分な空き容量がある場合にのみローカルスナップショットを保存するように設計されています。そのため、必要なときはいつでも空きディスク容量を使うことができます。

    ディスクの空き容量が少ない場合、Time Machine は新たなスナップショットの作成を中止します。アプリケーションで使用できる空き容量を増やすために、一部またはすべてのスナップショットを消去できます。ディスクに再び十分な空き容量ができると、Time Machine はローカルスナップショットの作成を再開します。そのため、Time Machine が有効でない場合と変わりなく、使用できるディスクの空き容量が確保されます。

    でも、大きなファイルがコピー出来なかったりして、気持ち悪い感じでした。ただ、これにより、time machineのパフォーマンスが向上するとのことで、無効にする必要もないかなと思いました。無効にする方法は、Disable Time Machine Local Backups in Mac OS X Lion にあるように、terminalコマンドでも行えますし、time machine自体を一時的にオンオフすることによっても無効にすることが出来ます。

    でも、とりあえずfinderとDisk Utilityの残り容量表示が違うのは仕様通りとのことが分かってよかった。再インストールしなくて済みました。

  3. 定期的なメンテナンスでいらないファイルを削除

  4. キャッシュやログなどのファイルは、定期的に削除しておくのが便利です。
    Download OnyX for Mac – Maintenance and optimization tool. MacUpdate.com や、Download CCleaner for Mac – System maintenance application. MacUpdate.com で定期的に掃除するのがおすすめです。僕は比較的定期的に行っているので、これではあまり容量が空きません。

  5. ディスクの残り容量を調べて対策する

  6. ということで、ディスクの残り容量を調べて、空けることの出来るファイルを空けていくことが出来る訳ですが、そのためのフォルダ毎の容量を調べるおすすめのソフトはこちら。
    More Software – The Omni Group
    この、OmniDiskSweeperというソフトが便利です。

    Omni Disksweeper
    Omni Disksweeper

    このソフトで容量を食っているフォルダを確認します。

  7. iTunesのモバイルバックアップを外部HDDに退避

  8. 容量を食っているファイルで大きなものに、iTunesのモバイルバックアップがあります。複数のiOSデバイスのバックアップを取るため、僕の環境では、70GBくらい取っていました。ですので、外部ハードディスクにMobileSyncフォルダのシンボリックリンクを作成して対処しました。iPhoneのiTunesへのバックアップは外付けHDDへ! このやり方と同じです。外部HDDを接続していない時にうまくいかないのですが、基本的にはいつも外部ハードディスクをつないでいるので、問題なさそうです。使っている外部ハードディスクはこちら。

    去年のセールの時に18000円ぐらいで売っていたのに、今は倍の値段になっています。まとめ買いしとけば良かった。
    itunesライブラリ、バックアップに関しては、vmware fusionでMacを動かして、そのなかにバックアップを取るのがいいんじゃないかなと考え中。そうすればシンボリックリンク作成しなくても外部HDDに入れられるし。

  9. iPhoto ライブラリを外部HDDに引越+Apertureを導入

  10. iPhotoライブラリが170GBになっていたので、この際外部HDDに移動。Apertureを使用することによって、ライブラリの一部分割、書き出し、取り込みが出来るので、基本は外部HDDにメインライブラリを持って、取り込み用、保存用、一時的ライブラリを作って、保存用(観賞用)ライブラリのみを後々メインSSDに戻す予定。外部HDDは、2.5インチのHDD2台をRAID 0でつないでいるので、SSDに比べて大きく体感して遅くは感じないので、今のところ問題なさそう。

  11. iPhotoフォルダをネットワークコピーすると遅い

  12. 外部HDDは、気にせずにHDDに古いファイルをコピーしていたので、Time Capsuleを含めると、2TBのディスクが4台あって、それぞれフルに近い状態でした。iPhotoのバックアップとか、新OSを入れる前のディスクイメージとか、数百GBのファイル、フォルダがたくさんあってもったいない感じになってました。それで、まずiPhotoのバックアップをtime capsuleに移動しようとしたところ、ファイルのコピーが遅すぎて断念。wifiの理論速度の10分の1も出ていないので悩んだのですが、調べたらこんな情報が。

    time capsule | Apple サポートコミュニティ
    そう言う事でしたか。それは細かいファイルの転送がLANで極端に遅いからです。詳しい技術的な話は私は存じ上げませんが。
    iPhoto Libraryは内部に細かいファイルを大量に持っているので遅いです。

    そーかそうか、ip経由のファイル転送の場合、ファイル毎のオーバーヘッドがあるため、細かいファイルがたくさんあるiPhoto libraryのコピーが劇おそになる訳ですね。ということで、iPhoto libraryなどの細かいファイルが内部的にたくさんのデータは、Disk Utilityの new – DMG from folderで、単ファイル化すればいいですね。それでもネットワーク経由だと遅いので、最初はUSB 3.0のハードディスクをTime Capsuleにつないでネットワークファイルサーバー化しようと思ったけど断念して、USB経由でファイルコピーしました。ちなみに、ネット経由だと、14MB/sくらいしか出ない(time capsule 802.11nで、time capsleは1階、Mac は2階にある。MacBook Pro with Retina 15インチなので、LAN接続はしていない)ので、バックアップ用途には、ネットワークドライブは現状厳しそうです。

  13. データの整理法

  14. 複数あるハードディスクを以下のように整理してファイルをコピーしました。ディスク速度の速いものから上に書いています。

    • ローカルSSD 512GB
    • 使用中のプロジェクト、閲覧用に限定したiPhoto(Aperture)ライブラリ、よく使用するWindows VM (VMWare Fusion使用)、iTunesのライブラリ

    • Thunderbolt Raid 外部ハードディスク
    • 終了したプロジェクトファイル、取り込み用iPhoto(Aperture)ライブラリ、ときどき使用するVM (過去バージョンのOSXなど)、DesktopおよびDownloadフォルダを、定期的にバックアップ(これらのデータはSpotlightに引っかかると見つけやすいので、一番早い外部ハードディスクに保持しとく)

    • USB3.0外部ハードディスク
    • 昔のiPhotoプロジェクト、昔のディスクイメージなど大きなサイズのもの、過去のプロジェクトのまとめDMGなど(定期的に使わないけれども使用する大きなバックアップ)

    • Time Capsule
    • Time Machine、現在複数のMacで共有する必要のあるファイルなど。Time Machineは一回終了したら、バックグラウンドでコピーをしてくれるので、遅いのがそこまで気にならない。USB 2.0がついているので、昔のUSB2.0モデルのHDDを接続して、容量を増やしています。2TB×2あるのですが、2台のMacのTime Machine用として1台ずつ使ってます。

    このように、使う頻度の高いものを本体に、常に保持していなければ行けないものから、外部ハードディスクに移行することによって,本体のスペースを確保することが出来ました。

  15. セカンドマシンをMavericks化

  16. セカンドマシンの整理も行って、AppStoreからなぜか入らなかったので、インストールメディアをネットワーク経由でコピーして実行することによってインストール出来ました。Mac Fan.jp:Mavericksのインストールメディアを作成したい
    起動しなくなって焦ったけど、CMD+Rで立ち上げてDisk Utilityからファイルのアクセス権修復したら無事起動しました。Can’t start Mac after installing…: Apple Support Communities インストールして2日くらい遅かったけど、いろんなインデックス作成とかが済んで快適になった模様

  17. まだ行っていないけれども出来る改善

  18. まず、メインマシンからのtime machineが遅いので、有線LANを使ってtime capsuleとMacBookを接続したい。でも、MacBook Pro 15 retinaは、有線LANがないので外部アダプタが必要。それと、USB3.0のHDDはTime Capsule本体につなげば早いけど、ケーブルをたくさんつなぐと美しくないのと、開発用にUSBポートを空けておきたいので、Thunderboltドッキングステーションが欲しいですね。

    これを使うと、thunderbolt1口から、Thunderbolt ディジーチェーン、USB3.0、イヤホンなどつなげられるので、Macの接続がきれいになる模様。4畳半のスペースにIKEAで作った!見えるところにものを置かない、快適ホームオフィス空間 | Zero4Racer PRO Developer’s Blog この記事にあるように、うちのホームオフィスは、ケーブルを見えないように、外部デバイスはすべて棚の中に押し込んでいるので、USB3.0HDDも棚の中に押し込めて、しかもケーブルはThunderbolt HDDのケーブルから分岐すれば最高!しかも有線ギガビットLANアダプタもついているので、有線Lanケーブルを家の中ではわせれば、Time Capsuleへのファイル転送も、50MB/sくらいまで出るかも。

    あと、知らなかったんですが、ThunderboltケーブルでMac同士をつなぐと、10Gbit/sのネットワーク接続が構築出来る模様OSX 10.9 Mavericksで搭載された IP over Thunderbolt | MotionWorks.JP IP over Thunderbolt.これでMac miniとかを外部HDDにしたらめちゃ早くなりそう。

こんな感じで,自分の行った整理整頓テクニック8つを並べたのですが、僕のMacの空き容量も、250GBになってかなり快適になりました。是非皆様もお試しください。

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