ARC便利ですね。Release, Retain を書かずに、オーナーシップ(所有権)だけを考慮して出来るのは素晴らしいです。一つ問題は、外部ライブラリを取り込む場合。自分のプログラムだったら分かる事も、人のプログラムを変えるのは面倒ですし、間違えたくないですよね。ARCは、各ファイルをコンパイルする際に有効にするものなので、部分的に無効に出来ます。その方法を簡単ですが、説明します。
- ビルド設定の、Build Phaseタブの、Compile Sources 設定を開きます
- ARC を有効にしたくないファイルの、コンパイルオプションに -fno-objc-arcを入力します
- 終わり
![ファイル毎の オプション設定 ファイル毎の オプション設定](http://www.zero4racer.com/blog/wp-content/uploads/2011/11/Screen-Shot-2011-11-10-at-2.27.36-PM-300x193.png)
簡単ですね。これで、導入しているライブラリなどを、ARC無効にして使用出来ます。
追記:2012/7/13
逆に非ARCのプロジェクトで、指定ファイルだけARCを追加したい場合は、
-fobjc-arc
で設定出来ます。以前のプロジェクトに一部追加したい時にどうぞ。
「Objective-C で ARC を有効にしたプロジェクトで、一部ファイルのみ ARC を無効にする方法(その逆も)」への2件のフィードバック